大津市教委のいじめ検討委 来月下旬にも報告書
産経新聞 2013年1月30日(水)7時55分配信
大津市で平成23年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題を受け、いじめの防止や早期発見のため市教委が設置した検討委員会の会合が29日、市役所で開かれ、報告書を2月下旬までにまとめる方針を決めた。
会合には、委員9人に加え、市PTA連合会役員5人も参加した。検討委が来年度の導入を予定している、いじめの早期発見を目的にした生徒と保護者へのアンケートについて、調査方法や留意点などについて意見を交わした。
また、いじめの早期発見のため、PTA側から「校内の花壇の手入れなど、学校に保護者らが入る機会を増やす」「学校のプラス面だけでなく、マイナス面の情報も出してほしい」などの意見が出された。
検討委はこの日までに会合で出た意見や、31日に越直美市長に提出される第三者調査委員会の報告書の内容を踏まえ、2月中にも検討委としての報告書を作成する方針。